ようやくampmの件が落ち着いたようです。ローソンが優先交渉権を持っていましたが、ampmブランドのライセンス契約のため、ブランド名を統一出来ない事から話が白紙になり、仕切り直しでファミリーマートが買収となった模様。ローソンが諦めた原因となったブランドの件、結局ブランドは統一出来る事になったようで。
しかし気になるのは、まず買収価格で株式は備忘価格で1円!、債務引継ぎで120億円とのことですから、売り手(アドバンテッジ・パートナーズ、以下AP)にとっては失敗案件ということなんでしょう。
債務を引き受けるにあたり、旧ampmからのキャッシュフローは、債権価値と同等程度という評価ではないでしょうか。恐らく買収後は、仕入れを纏めたり仕切値の再交渉、本部の統合などを行ってコストメリットを出すのでしょうから、ampmの方はこれから落ち着かないでしょうね。
一方、ファミリーマートの株価が今日6%以上上がってます。昨年度の当期利益が164億円。6%増益で約10億円が追加出来れば良いので、仮にampmが損益ゼロの会社だとしたら、税前ベースで17億円程度統合メリットを出せればよい事になります。ampmは年間2,000億円弱のチェーン売上がありますから、1%仕入れが改善したらもう実現する訳です。どの程度統合や運営に費用が掛かるか不明ですが、安い買い物だったのではないでしょうか。
そういえば、APの持っているポッカも確か、2010年前半には上場?...といった観測があったと思ったのですが、当面無理みたいですね。下のリンクの様な社長のコメントもありますし、プライシングの際ベンチマークになりそうな、ダイドードリンコ(2590)が、EV/EBITDAで4倍代と低評価に留まっていますから。2009年3月末ベースで営業益が18億円弱、減価償却費を10億円程度と置いても30億円弱のEBITDAで、有利子負債が270億円弱、現金が10億円ですから、株式価値を見込む前にEV/EBITDAが9倍を超えています...サッポロHD(2501)が21.65%に幾ら支払ったか、開示されていませんが、仮に100億円だとすると株式価値を500億円程度と見込んでいる事になります。ダイドー並みの評価を前提にすれば、EBITDAが現在の6倍にならないと、割高ということになりそうです。さて、どうなることか。
ポッカコーポレーション 堀雅寿社長
サッポロHD、ポッカ株21.65%取得で資本業務提携
2009年10月29日木曜日
FDK(6955)
昨日、富士通子会社のFDKが三洋電機の充電池製造子会社二社を買収する旨が発表されました。
FDKは従前から事業構造改革に取り組んできた会社です。これもそうした改革施策の一端と思われます。
株価は100円台と低調ながら、取引株数はそこそこありますから、それなりに個人投資家が手を付けやすいのでしょう。
会社の来期当期利益予想が、10億円でこれは現値(148円)で見るとPER4.76倍と見えますので、単純な見方をすると「業績回復期待銘柄」として囃す向きもありそうです。そこで、非常に簡単ながら果たしてどの様な状況なのか見てみました。
まず、09年9月末現在のBSを見ると、55億円弱の現預金に対し有利子負債が180億円強、一方株主資本は前期の債務超過を親会社である富士通への割当増資した後で、16億円強です。D/Eレシオが11倍弱となります。
また、会社予想が仮に正しいとして、営業利益25億円+減価償却費21億円(=半期で10.5億円だったので)で、EBITDAが46億円。EV=時価総額+有利子負債-現預金=320億円+180億円ー55億円=445億円、これは予想EBITDAの10倍弱となります。かなり割高です。
また、先日上記の会社を買収しましたので、その資金64億円の調達が必要となりますので、たとえ自社子会社を売却(10月20日発表)したとは言え、負債の増加は免れないでしょう。さらにこの買収ですが、当期利益倍率で35倍強で買ってますので、詳細はわかりませんがかなり割高な買い物をした様に見えますので、これをプラス材料と捕らえるのは、難しいと思います。
9月30日末の第二四半期では、2億円弱の当期損失だったのに、3月末には10億円の当期利益予想である点も、本当に実現するのか不安視せざるをえませんので、なかなかファンダメンタルズでは買いにいけない銘柄だと思います。
三洋電機、FDKに電池子会社2社を64億円で売却へ
FDKは従前から事業構造改革に取り組んできた会社です。これもそうした改革施策の一端と思われます。
株価は100円台と低調ながら、取引株数はそこそこありますから、それなりに個人投資家が手を付けやすいのでしょう。
会社の来期当期利益予想が、10億円でこれは現値(148円)で見るとPER4.76倍と見えますので、単純な見方をすると「業績回復期待銘柄」として囃す向きもありそうです。そこで、非常に簡単ながら果たしてどの様な状況なのか見てみました。
まず、09年9月末現在のBSを見ると、55億円弱の現預金に対し有利子負債が180億円強、一方株主資本は前期の債務超過を親会社である富士通への割当増資した後で、16億円強です。D/Eレシオが11倍弱となります。
また、会社予想が仮に正しいとして、営業利益25億円+減価償却費21億円(=半期で10.5億円だったので)で、EBITDAが46億円。EV=時価総額+有利子負債-現預金=320億円+180億円ー55億円=445億円、これは予想EBITDAの10倍弱となります。かなり割高です。
また、先日上記の会社を買収しましたので、その資金64億円の調達が必要となりますので、たとえ自社子会社を売却(10月20日発表)したとは言え、負債の増加は免れないでしょう。さらにこの買収ですが、当期利益倍率で35倍強で買ってますので、詳細はわかりませんがかなり割高な買い物をした様に見えますので、これをプラス材料と捕らえるのは、難しいと思います。
9月30日末の第二四半期では、2億円弱の当期損失だったのに、3月末には10億円の当期利益予想である点も、本当に実現するのか不安視せざるをえませんので、なかなかファンダメンタルズでは買いにいけない銘柄だと思います。
三洋電機、FDKに電池子会社2社を64億円で売却へ
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